2016年6月10日金曜日

あーそうかい


「石器人の足掻き」(2015年11月14日付け)からの移転記事

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石器人なので、若い連中の言葉遣いで気になることがある。

「僕って(私って)〇〇じゃないですか」というやつである。

どうもこの「〇〇じゃないですか」というのは、こちらに疑問形で投げかけているという訳では無く、本人だけが知っている事情をこちらも当然知っているべきだ、という前提で話を進めるための前置きのようなものらしい。

聞く側としては、そっちの事情などは詳しくは知らんから、「あー、そうかい」または「あー、そーなの」と返すしかないのだが、これをやると十中八九、相手は「話の腰を折られました」というような顔をする。

かといって例えば「僕ってアウトドアな人間じゃないですか」とか言われて、「いや、知らねえって」などと答えたりすれば、会話は冒頭から険悪な様相を来すことになる。

そこで「あー、そうかい」とは別に、何かもっと気の利いた返し方は無いかと考えるのだが、これが中々思い付かない。罵詈雑言でも投げつけられない限り、相手の言い分を否定するつもりも無いので、今のところはこれが一番無難な返し方なのだろう。



それはそれとして、この「あーそうかい」についてなのだが、いつも同じ返し方ではつまらないから、頭の一文字を50音順に変えてみてはどうだろう?と思い、やってみた。
◎〇△×は、自分なりに考えた「使ったことがあるか(若しくは、使う人がいそうか)どうか」の判定である。


「あーそうかい」 - 元の言葉
「イーッ!そうかい」 △ 少数ながら使う人はいそいだ。
「ウーッ、そうかい」 〇 使うと思う。
「エー? そうかい」 ◎ よく使う。 
「おー、そうかい」 ◎ よく使う
「カーッ!そうかい(そうだったのかい)」 △ 使う場面はありそうだ。
「キー!そうかい」 △ 女性なら使うのかも。
「クーッ!そうかい」 〇 使う。
「ケーッ!そうかい」 × 白土三平の漫画なら。
「コーッ、そうかい」 × ニワトリは返事をしないだろう。
「さぁ、そうかい」 △ 首を傾げながら言う場合はあるだろう。
「すーそうかい」 × 言わんな。
「シーッ!そうかい」 △ 図書館などでは使いそうだ。
「せーそうかい」 × 清掃かい??
「そー、そうかい」 △ 吃ることはある。
「ターッ!そうかい(そうだったのかい)」 △ これも使う場面はありそうだ。
「チーッ!そうかい」 〇 使うことはあると思う。
「ツーッ(痛ゥーッ)!そうかい」 〇 割とあるだろう。
「テーッ!そうかい」 × 低層階??
「とーそうかい」 × 通そうかい?何を?
「なぁ、そうかい?」 〇 割と使うと思う。
「にー、そうかい」 × 言わんわ。
「ヌーッ!そうかい」 △ 使う場面はありそうだ。
「ねぇ、そうかい」 △ 自分は言わんが使う人はいそうだ。
「のう、そうかい」 △ 年寄なら言いそうだ。
「ハーッ、そうかい」 〇 がっかりした時などに使う。
「ヒーッ!そうかい(そこに居たのかい)」 △ ゲジゲジなどを見付けた時に言いそうだ。
「フーッ、そうかい」 〇 これもがっかりした時などに使う。
「へぇ、そうかい」 ◎ よく使う。
「まぁ、そうかい」 × 一見ありそうだが、文脈としておかしい気も。
「ほう、そうかい」 ◎ 普通に使う。
「ミーそうかい」 × 猫に向かってなら…。
「ムーッ、そうかい」 △ 使う場面はありそうだ。
「メーそうかい」 × 山羊じゃないので…。
「もう、そうかい」 〇 割と使うと思う。
「やー、そうかい」 〇 使うと思う。 
「you、爽快?」 × 外人なら。
「よお、そうかい」 × これもありそうだが、よく考えると文脈としておかしい。
「らーそうかい」 × 言わないな。
「りーそうかい」 × 言わない。
「るーそうかい」 × 言わんわ。
「れーそうかい」 × 言わんて。
「ろーそうかい」 × 風邪引いて鼻づまりの時に「同窓会」と言う時くらい?
「ワーッ、そうかい」 ◎ 普通に使う。
「ンーッ、そうかい」 ◎ これも。




ら行はやっぱり無理があるようだ。

また何か思いついたらやってみようと思う。



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