2016年6月11日土曜日

サルベージ湯豆腐


「石器人の足掻き」からの移転(2015年11月23日付け記事)

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石器人だけど土器が好きである。
煮物などはアルミの鍋でするのは味気ないので、こんなものをよく使う。


蓋は流用品

小型の土鍋である。かなり年季が入っている。土鍋の蓋はとっくの昔に、素手で掴んで「アッチチ!」と取り落とし割ってしまったので、アルミ鍋用の蓋を流用している。



話は変わるが、本日の夕飯を何にしようかと思って冷蔵庫を漁っていたら、また奥の方に一か月前の豆腐を見つけた。

日付順に片付けているつもりなのだが、食材の詰め替えをしていると、どうしても奥の方に押しやってしまう物も出てくるから仕方ない。
今晩はこれをメインにサルベージ湯豆腐を作ることにしよう。


一ケ月前なら余裕だ


もうひとつ冷蔵庫の奥で見つけたのがコレ。



まだ萎びてない


だいぷ前に大根おろし用に使ってほったらかしにしていた大根である。

幸いまだ変色はしていないので、コレも追加することに。

これだけでは寂しいので、冷凍庫にあった40日以上前の油揚げも使うことにした。


冷凍なら40日以上前でも余裕

まずは、大根を切って鍋に。


大根を敷く


次に、油揚げを切って入れる。



油揚げを入れる


豆腐を入れて、「ほんだし」と日本酒と水で出汁を張る。



後は煮るだけ


他にもこういう物もあったので、今晩片付けることに。



そろそろ酸っぱくなりそうな漬物


これで、準備は出来た。


これを10分程煮れば


鍋敷きは「カムイ伝」


出来上がりである。


煮えあがった湯豆腐は、ポン酢で食べる。

このポン酢という調味料、だれが考えたのかは知らないが、石器人のように賞味期限を過ぎた物を頻繁に食う人間にとっては非常にありがたい。
食材自体が酸っぱくなっている時でも、「この酸っぱいのはポン酢の味だな」と自分に言い聞かせて食うことが出来るからである。

で、メインの湯豆腐だが、この時期なので別に傷んでもおらず普通に美味しく食べることが出来た。


ところでこれを食っている時に、池波正太郎の小説に、浅蜊と大根の鍋が出てきたのをふと思い出した。

たしか仕掛人藤枝梅安シリーズだったと思うが、非常に美味そうな鍋で、最後に浅蜊と大根のダシがたっぷり効いた汁を、炊きたての飯にかけてサラサラと食う(多分こんな表現だったと思う)という描写もよかった。


石器人の住んでいる田舎では、「剥き身の浅蜊」などは中々手に入らないので、「浅蜊の水煮缶」でも買って年末にでも試してみようと思う。





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