2016年6月9日木曜日

謎のナスビ鳥?


「石器人の足掻き」(2015年10月7日付け)からの移転記事

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石器人の家の庭には、様々な野鳥がやって来る。

北海道の冬は厳しい。雪は積もるし吹雪くし寒い。
その厳しい冬の間だけ、小鳥たちにピーナツを振る舞うことにしている。

で、或る冬の日のこと。
何かナスビみたいなものが、窓の外にぶら下がっているのだが…。


謎のナスビ鳥-1


部屋を覗かれてますな。ナスビというか、この写真では、小さい瓢箪にも見える…。いったい何という鳥だろう。それにしても、頭に血が上らない(下がらない?)のか?



上下にも動けるらしい。


謎のナスビ鳥-2


サイドステップの軽快な動きで、上や下に行ったり来たりしている。

楽しいんだろうか?



まだやってる。


謎のナスビ鳥-3



疲れないのかい?

そんなに珍しいかい?
このボロ家の中が。



遂に固まってしまった…。


謎のナスビ鳥-4


何やってんだ、アンタ?。もしかして、くたびれたのだろうか。
それにしても太ってる…。



背中を伸ばしてストレッチ?


謎のナスビ鳥-5


そう言えば、ナスビ以外でも何かに似てる気が…。

はて?何だっけ。




うーん、何だろうか…。


謎のナスビ鳥-6


何に似ているのか、中々思い出せない…。

だけど、確かに見覚えがある。




そうだ!これは…


謎のペンギン鳥?

ペンギンだ、ペンギン!

間違いない!

この角度なんかペンギンそのものではないか?









ということで、当たり前だが謎の鳥はペンギンである筈も無く、縦横逆さと自由自在に歩き回ることが出来るゴジュウカラだった。

外に出て雪掻きをしていると、いつの間かそばに来て、甲高い声で「フィーフィー」だか「ピーピー」だか鳴いて餌を催促する。

偶に頭や肩に止まろうとするが、こっちも雪掻きで動いているので中々止まれず、諦めて庭の白樺の枝の方に行って止まる。

コガラなどに比べると、足で掴む力がすごく強い。

嘴から後ろに伸びる黒い毛のラインの中に目があるので、サングラスをかけているようにも見える。一見コワモテの顔に思えるが、家に来るのはかなり人懐こい個体である。

(続く) (戻る)



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