※「石器人の足掻き」(2015年10月6日付け)からの移転記事
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石器人なので北海道の田舎に住んでいる。
だから、家には色々な生き物たちがやって来る。
例えばこれだ。
窓枠のアマガエル |
夏の間だけ窓枠の隙間に来るアマガエルである。
太っている…。
昼間はこの体勢でグースカ眠り、夜になると窓の明かりに群がって来る虫たちを食べ放題だから太っているのだ。
家を建てた翌年から来るようになった。
この状態で上からみると、縦横比3:2程である。
最初のうちはきれいな緑色だが、体の表面は徐々に斑模様に変化して、9月も半ばを過ぎると何処ともなく姿を消す。
で、今年もやって来た。
動きたくないらしい |
家を建てた翌年から今に至るまで10数年経つわけだが、夏になると毎年、判で押したように同じ場所にやって来て寝ている。
まさか10数年同じ個体が生きているとは思えないので、親から子に「あそこは餌が獲り放題だぞ」などと、代々語り継がれているのだろうか。
不思議なことである。
次にこれだ。
うるさいんだわ、この人… |
アカゲラである。写真では分らないが、頭が赤いからオスだろう。
庭の土留め丸太の上にピーナツを置いてやると、それを丸太の割れ目に押し込んでから、嘴で突っついて食べている。
見ていて可愛いのだが、困ったことがひとつある。
家の外板の四隅には飾り板が貼り付けてある。
その飾り板を、早朝にやって来ては「ドカカカ・・・」と突っつくのである。
キツツキの仲間だから嘴は強力で、あっという間に飾り板の上端や継ぎ目はボロボロにされた。もしかしたら、飾り板の中にいる虫を喰ってくれているのかもしれないのだから、それはまあ良しとしよう。
問題は、寝部屋のすぐ外の飾り板が最もよく突っつかれる為に、朝の4時5時から強烈な大工の作業音みたいな音で、叩き起こされることだ。
「うるさいって!」と言っても通じるわけはないので、諦めて仕方なく寝不足のまま起きる破目になるわけだ。
そしてこれだ。
コガラ?ハシブトガラ? |
多分コガラだと思うが、この地域には非常によく似た(全く見分けがつかない)ハシブトガラという種類もいるので、どっちかよくわからない。
便宜上、コガラということにしておく。
コガラだけではなく、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリなどもやって来る。
彼らも、庭の土留め丸太にピーナツを置いていたら、いつの間にか手にまで乗って食べるようになった。
ピーナツを咥えるコガラ。
顎が外れる… |
半分に割れたピーナツでは満足出来ず、一粒丸のままのやつを選んで、小さな口で咥えて持って行く。
途中で落として、慌てて戻って来る姿が人間臭くて面白い。
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ピーナツをやるのは、雪が積もって餌が獲り難くなる11月の半ばから3月の半ばまでの、期間限定ある。
彼らもそれはわかっているようで、毎年雪が降るとやって来て、春になると何処ともなく去って行く。
(続く)
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