2017年7月14日金曜日

目先の金シリーズ其の2 インクが安いプリンタはどれだべ?


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以前、目先の金だけで比較する!brotherインクカートリッジLC110-4PKとLC211-4PKで、一番安く買えるインクカートリッジはどれか?という件について調べたことがある。

その時にわかったのが、brother,Epson,Canonの大手3メーカーのインクカートリッジで安い物は、以下の型式の物だということである。

<2016年6月13日調べ インクカートリッジ価格>

☆brother LC110-4PK(4色) 2,554円(当時)

☆Epson  IC6CL70(6色)   3,204円(当時)

☆Canon BCI-351+350(6色)  4,090円(当時)


brotherLC110-4PKは後に値上がりしてしまったのだが、それでも今現在も最安のインクカートリッジである。しかし2017年現在、そのLC110-4PKを使える現行販売されている機種は消滅してしまっている…。


で、その時の記事で安いインクカートリッジについては調べたのだが、それを使えるプリンタにはいったいどんな機種があるのか?については、殆ど触れなかった。

折角安いインクカートリッジについて調べたのに、肝心の安いカートリッジを使えるプリンタ本体が、brotherのDCP-J152NJ137Nの様に生産終了してしまったのではどうしようもない。


ということで、今回は「一番安いインクカートリッジが使える現行で販売されているプリンタについて、機種名と価格を改めて調べてみることにした。

尚、この「一番安いインクカートリッジ」という定義なのだが、あくまでも購入時にいくら払うのか?という「目先の金」だけの比較で、印刷可能枚数なども考慮した長期的なコストのことではない。





EpsonではIC6CL70CanonではBCI-351+350の両インクカートリッジが、「現行で販売されているプリンタに使用できるインク」としては、今でもそれぞれのメーカー内では一番安いのだが、brotherに関しては、現行で販売されている機種が存在しないLC110-4PKの代わりのインクカートリッジを探す必要があった。

これについては、どうやらbrotherのエントリー機種用のLC211-4PKが今のところbrotherの現行機種用のインクの中では最安の様なので、こちらをLC110-4PKの後釜のインクカートリッジとして、他の2社製品と比較してみよう。



☆brother,Epson,Canonの最安インクカートリッジが使える「現行で販売されているプリンタ」一覧表
                    (2017年7月13日 Amazon調べ)

メーカー 内    訳 型式・価格
brother プリンタ DCP-J567N
  本体価格 7,356円
インク LC211-4PK
  インク価格 3,597円
*初期コスト計 10,953円
Epson プリンタ EP-306
  本体価格 13,800円
インク IC6CL70
  インク価格 3,312円
*初期コスト計 17,112円
Epson プリンタ EP-979A3(参考)
  本体価格 29,436円
インク IC6CL80(参考)
  インク価格 3,575円
*初期コスト計 33,011円
Canon プリンタ MX923
  本体価格 24,505円
インク BCI351+350(5)
  インク価格 3,950円
*初期コスト計 28,455円
Canon プリンタ ip8730
  本体価格 25,080円
インク BCI351+350(5)
  インク価格 3,950円
*初期コスト計 29,030円
Canon プリンタ ip7230
  本体価格 13,680円
インク BCI351+350(5)
  インク価格 3,950円
*初期コスト計 17,630円
Canon プリンタ ix6830
  本体価格 24,095円
インク BCI351+350(5)
  インク価格 3,950円
*初期コスト計 28,045円


(※初期コスト=プリンタ本体価格+インク価格)

↑上表赤文字が、各メーカーで最安インクカートリッジを使える最も安い機種(Epsonの様に1機種しかない場合もあり)であり、全てAmazonで価格調べを行った。

brotherの場合は、現行販売されているプリンタ用としては最も安いインクカートリッジLC211-4PKが使える一番安い機種がDCP-J567Nとなる。

Epsonでは、現行機種用で最も安いインクカートリッジIC6CL70が使える機種は、EP-306一機種だけだったので、参考までに2番目に安いインクカートリッジIC6CL80を使えるEP-979A3の価格も載せておいた。

Canonは、現行機種用で最も安いインクカートリッジBCI351+350(5色)が使える機種は、現行で4機種存在するようなので、こちらも参考までに全機種載せることにした。





で、こうやって比較してみると「本体+スペアインクのセット」初期コスト(上の表の青文字部分)とした場合、その初期コストの金額が3社中で一番安いのは、brotherDCP-J567Nであることがわかる。

Epsonはインクカートリッジ自体は一番安いのだが、プリンタEP-306の本体価格が高くて初期コストは3社中の2番手になった。

Canonはインクカートリッジも高いしプリンタ本体の価格も高く、一番安い機種ip7230の場合でも、「本体+スペアインクのセット」初期コストは3社中では一番高い。

初期コストが最も安いbrotherDCP-J567Nと2番目に安いEpsonEP-306との、「本体+スペアインクのセット価格」の差額は6,159円あるのだが、インクカートリッジが最も安いEpsonIC6CL70brotherLC211-4PKとの、インク単体同士の差額は285円しかない。もしインクの安さを優先してEpsonプリンタを使った場合、インク交換の回数をかなり重ねても、おそらくペイする前に本体の買い替え寿命が来てしまうだろうから、brotherとの初期コストの差額を取り戻せるとは考えにくい。


という訳で結論としては、印刷可能枚数などを一切考慮しない「目先の金」の要素だけではなく、長期的(一般的なプリンタの寿命:数年程度?)なコストで考えた場合でも、brotherDCP-J567Nが、この中では最も安上がりなのではないか?という気がしているのだが…。


※プリンタ、インクカートリッジ関連記事

2016年6月25日「目先の金だけで比較する!brotherインクカートリッジLC110-4PKとLC211-4PK」

(続く)  (前回)



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2017年7月8日土曜日

買い替え! コロナ冷風機CDM-1017


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以前コロナ冷風機 CDM-107で取り上げた冷風機、コロナのCDM-107の調子が去年の夏の終わりあたりからおかしい。

「冷風」メニューの最大値「パワフル」に設定しても、生温かい風しか出てこなくなったのだ。

これがそのコロナ CDM-107の写真。

旧型コロナ CDM-107

風がぬるくなった原因はエアコンに付き物の冷媒抜けだべな、と見当をつけたのだが、なにぶん古~い機種なもんで、修理に出しても対応してくれるかどうかわからないし、仮に修理可能だったとしても今までの諸々の経験から考えると、修理費は恐らく買い換えた方が早いくらいのバカ高い金額になりそうな気もする。

2007年に買って、調子が悪くなったのが2016年だから、2007~2015年の間、つまり9年間はしっかり働いてくれたのだ。これはもう、新しい機種を買うタイミングが来たんだべな、ということで、同じコロナの最新型冷風機を買うことにしたのである。

何故コロナの冷風機に拘るのかと言うと、排熱ダクトを装備していて「熱風を室外に逃がす機能」があるのは、このタイプの物では今のところコロナ製しか見当たらないからだ。



毎年それとなくコロナの冷風機の価格はチェックしていたので、どこの大型家電販売店やホームセンターでも3万円~3万5千円程で買えることはわかっていたから、取り敢えず札幌近郊のホームセンター「ホーマック」に行ってみることにした。

で、そこには展示品しか在庫が無かったのだが、定価税込み35,424円のところを展示品なので2,000円引き33,424円でいいという。

値引きよりも(本当は値段が一番大事なのだが)、「展示品なので箱が無いから余分なゴミが出なくていい」点も気に入って、その2,000円引きの展示品、コロナのCDM-1017を買うことにしたのである。





これがそのコロナの新型冷風機CDM-1017の写真。

コロナの新型冷風機 CDM-1017
外見は旧型のCDM-107と同じで見分けがつかない。本体裏面の仕様シールを見て、初めて違いがわかるくらい似ている。


これが新型CDM-1017の本体裏面の仕様シール。

安心の「日本製」
↑嬉しいことに「日本製」だ。後でここだけ黄色の蛍光マーカーで塗って、「日本製」であることを強調しておくかな。




ところで、旧型のCDM-107と新型のCDM-1017の違いはどこにあるのだろうか?と気になり、取扱説明書の仕様表を比べてみることに。

まずはこちらが旧型CDM-107の仕様表。

旧型CDM-107仕様表
「冷房能力」という表現の記載はないのだが、「除湿能力」「9.0/10.0ℓ(1日当たり)」と、二通りの数値表示になっている。この「10.0ℓ」の方は、説明も何も無いのだが、恐らく「除湿メニュー」を使った時の数値かと思われる。



で、こちらが新型CDM-1017の仕様表。

新型CDM-1017仕様表
「除湿能力」は旧型と同じく「9.0/10.0ℓ(1日当たり)」で、「除湿可能面積の目安」の数値も旧型と変わらない。何か特別に進化している点は無いのか、と目を皿のようにして仕様を確認したのだが、旧型との違いは何も見つけられなかった…。




それはともかくとして、買ってきたその日は最高気温が30度越えの真夏日だったので、早速「ルンペンストーブ用の煙突穴」の真下に設置して、煙突穴に押し込んだアルミ製のダクトパイプと排熱ダクトホースを繋ぎ、熱風排出の準備をした。(※排熱方法の詳細はコロナ冷風機 CDM-107参照)

排熱ダクトを煙突穴に挿し込んだアルミダクトパイプに接続



熱風排出の準備が終わって、「冷風」メニューの「パワフル」ボタンを押してみたら、アラびっくり!

新品だから当たり前なのだが風が冷たいのだ!涼しくて気持ちいいのだ!

去年とは大違い「風が冷たい!」
去年(2016年)の風のヌルさはいったい何だったのか?と思えるほど、よく冷えた風が出て来る。これなら、今居る場所周辺を冷やすだけの用途であれば十分快適に使えるべさ。

但し、旧型CDM-107もそうだったのだが、部屋全体を冷やす能力は無い。あくまでも限定的な場所、例えば寝床とか机、ソファ周辺をスポット的に冷やすだけの物なので、過剰な期待は禁物である。


それでも、繰り返しになるけど、冷媒抜けしていない新型CDM-1017は本当に風が冷たくて気持ちいい。冷媒抜けした旧型CDM-107のヌルい風のままだったら、おそらく今年の夏は早々に熱中症でくたばってしまっていたことだろう。





ところで、使わなくなった旧型のCDM-107の処分方法なのだが、最初は札幌近郊のハードオフに持ち込んでみたものの、何と「この手の2011年以前の製品については引き取れません!」とのこと。

仕方なく、新型CDM-1017を買ったホームセンターに持ち込んで「処分して貰えますか?」と訊いたら、無料で引き取ってくれた。新品を買った場合に限った引き取りサービスらしいが、これで有料粗大ごみに出す必要は無くなり、ホッとしたのだった。

※冷風機関連記事
2016年8月2日 コロナ冷風機 CDM-107


(続く)  (前回)



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2017年7月6日木曜日

CMT-M35WMとNW-E023を使ったダビング詳細手順書を作っておくべ


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先日、札幌近郊にあるハードオフに寄ってみたところ、ジャンク品扱いのSONY CMT-M35WMが売られているのを見つけた。

石器人の家では未だにラジオを録音するのにMDデッキが大活躍していて、もう一台くらいMDコンポがあってもバチは当たらんべ、と思っていたので、早速電源チェックをしてから買うことにした。値段はジャンク品なので、税込み2,700円と結構安かった。

それがコレ。

SONY CMT-M35WM
既に所持している箱に入ったままの新品と、黒いカラーの中古品とを合わせて、3台目のCMT-35MWMになる。

家に持ち帰って各機能の動作チェックをやってみたが、MD、CD、チューナー共に何の問題も無い。ジャンク品とはいうものの、コレはいい買い物をしたようだ。他のCMT-M35WMや、ダビング作業の主力として使っているXR-W88MDと共に活用することにしよう。




そのSONY XR-W88MDなのだが、最近MDの取り出しにかなり時間がかかるようになってきた。

この間などは、「秘技カンチョー」を駆使しても、かれこれ10分近くもMDが取り出せないままになるなど、いつ壊れてもおかしくない状況に陥っている。もう十数年使っており愛着もある機種なので、ぶっ壊れるまでは使うつもりだが、せっかくCMT-W35WMがもう一台増えたので、MDのダビングは「ウォークマンNW-E023」を活用した方法も同時に併用して、XR-W88MDに掛かる負担を少しでも減らしていこうと思う。



ということで、以前SONYウォークマン NW-E023Fを使ってダビングにもチラッとダビングの方法の概略を書いたのだが、なにぶんにも3日も経てば大抵のことは忘れる石器人のことなので、NW-E023でダビングをするたびにいちいち取扱説明書を引っ張り出さなければならない

で、その取扱説明書も、何か作業をする度に「〇〇ページに記載してある手順で~」という指示が随所に出て来て、あちこちのページに飛ばなければならず、読み難いことこの上ない。

コレはやっぱり「MD→ウォークマン→MDの詳細なダビング手順」を写真付きでブログに載せておいた方が、後々自分専用のダビング操作説明書としても利用できるんでないべか?と思い立ち、以下にその詳細な手順を記録しておくことにした。





まず前段として、「何をやるのか?」について簡単に作業の概略をば。


MDコンポ(XR-W88MDCMT-M35WM)を使って、FMラジオの番組(クラシック、ポップス、ジャズ等)をMDに録音する。



その録音したMD(以下「録音元MD」と呼ぶ)の曲を、分割や結合などで曲単位に編集しておく。



編集した曲を、ウォークマンNW-E023にダビング(アナログ方式)する。



④NW-E023にダビングした曲を、今度はジャンル別(クラシック、ポップス、ジャズ等)の録音先MDにダビングする。



その録音先のジャンル別MDは、満杯になった時点でFR-N9NXを使ってmp3化するのだが、この⑤以降の作業は今回は触れない


以上が今やっているダビング作業の大まかな流れである。





それでは、以下がその詳細な手順だ。


★録音元MD→ウォークマンNW-E023→ジャンル別MDにダビングする詳細手順


写真はタイマー録音しておいた「録音元MD」と、最終的にダビングさせる「ジャンル別MD」で、下敷きの紙は、タイマー録音したFMの番組の曲目一覧表を、番組サイトからプリントアウトしたものである。

録音元MDとウォークマンを介しての録音先のMD

↑上が「録音元のMD」で、下が最終的にダビングさせたい「ジャンル別MD(今回はクラシック)」である。

「録音元MD」のダビングさせたい曲については、MDコンポの編集機能を使って曲単位に編集しておく。今回ダビングする曲は、イギリスの作曲家、ポール・リードの組曲"ビクトリアン・キッチン・ガーデン"で、MDを編集した結果、ダビングさせたいMD上の曲番号は、曲紹介部分が「29」、曲の本体が「30」の二つとなる。





コンポに録音元MDを挿入して、ウォークマンNW-E023も挿し込んでから、本体のメニューボタン(リモコンにもあるが)の「MD」を押して、録音元MDを再生可能な状態にしておく。

前面メニューの「MD」ボタンを押すだ




リモコンの「再生モード」ボタンを繰り返し押して

「再生モード」ボタンを押すだ




CMT-M35WMのディスプレイ右上に、プログラム再生「PGM」を表示させる。

「PGM」表示が出ただよ




録音元MDの曲番号をリモコンで入力する。まず最初に「>10」ボタンを押してから数字を入力してやるのだが

赤丸の「>10」ボタンを押してから曲番号を入力してやるだ
ここで、曲番号の詳細な入力手順についても書いておこう。

録音元MDの全曲数が一桁の9曲だったとして、例えばその中の「3」番目の曲をダビングする場合は、最初にリモコンの写真↑の赤丸で囲ってある「>10」ボタンを押してやれば、そのまま一桁数字の入力画面になるので、後は「3」と入力してやればいい。

録音元MDの全曲数が2桁の50曲あるケースだと、例えばその中の「7」番目の曲をダビングしたい場合は、最初にリモコンの写真↑の赤丸で囲ってある「>10」ボタンを押してから、写真のオレンジの丸で囲ってある「10/0」ボタンを1押してやれば、一桁数字の入力画面になるので、後は「7」を押せばいい。同じく全50曲中の「14」番目の曲をダビングしたい時は、最初に「>10」ボタンを押してやれば、そのまま二桁数字の入力画面になるので、後は「14」と入力してやればいい。

また、録音元MDの全曲数が3桁の150曲あるケースだと、例えばその中の「9」番目の曲をダビングする場合は、最初にリモコンの写真↑の赤丸で囲ってある「>10」ボタンを押してから、写真のオレンジの丸で囲ってある「10/0」ボタンを2回押してやれば、一桁数字の入力画面になるので、後は「9」を押せばいい。同じく全150曲中の「18」番目の曲をダビングしたい時は、最初にリモコンの写真↑の赤丸で囲ってある「>10ボタンを押してから写真のオレンジの丸で囲ってある「10/0」ボタンを1回押してやれば、二桁数字の入力画面になるので、後は「18」と入力してやればいい。3桁の「100」番目の曲をダビングしたい時は、最初に写真赤丸「>10」ボタンを押してやれば、そのまま三桁数字の入力画面になるので、後は「100」と入力してやればいい。




今回の録音元MDの全曲数は50曲くらいだったので、上のリモコン写真↑の赤丸で囲ってある「>10」ボタンを押すと「二桁入力」のディスプレイ画面になる。

二桁入力画面ダス




ここにリモコンでMDの曲番「29」と入力してやると


即座に「29」がプログラム再生曲として登録される。



次のMD曲番「30」も同様に登録し終わったら


↑これが録音元MD「29」「30」の2曲をプログラム再生できるように登録し終わったディスプレイ画面。



次に、コンポ上部にある「ワンタッチ録音」メニューの「ウォークマンへ」を押せば

コンポ上面の「ウォークマンへ」ボタンを押すだよ




即座にウォークマンNW-E023への録音が始まる。


尚、曲はちゃんと「29」「30」と別れて録音される。



ウォークマンへの録音が終わったら、CMT-M35WMから録音元のMDを取り出して、録音先のジャンル別MDを挿入する。

ウォーマンからの録音先となるジャンル別MD




CMT-M35WMのメニューボタン「ウォークマン」を押す。

前面メニューの「ウォークマンボタン」を押すだ




ではまず、「29」と「30」きちんと録音されているかどうか確認してみよう。

録音元MDの曲番「29」はウォークマン上では「TR00001」というトラック番号になる

録音元MDの曲番「30」は「TR00002」というトラック番号になった

ちゃんと録音されてたべさ。録音元MD「29」「30」は、ウォークマン上ではそれぞれ「TR00001」「TR00002」というトラック番号になるようだ。




それでは、MDの時と同じ様にリモコンの「再生モード」ボタンを繰り返し押して

「再生モード」ボタンを押すだ




ディスプレイ右上にプログラム再生の「PGM」を表示させよう。

「PGM」表示が出ただよ




アルバム全部録音させる場合は、コンポ上面の「ウォークマンへ」のワンタッチボタンを押せば済むが、各ジャンル毎に録音先MDが複数ある場合は、MDの時と同様にリモコンで曲の番号を入力してやる。

赤丸の「>10」ボタンを押してから曲番号を入力するだよ



最初にリモコンの写真の赤丸で囲ってある「>10」ボタンを押すと、ウォークマンには2曲しか録音されていないから、一桁入力画面になるので

一桁の入力画面ダス




まずは「TR00001(=録音元MDの「29」)」をプログラム再生登録すべく、リモコンで「1」と入力してやる。


これでウォークマンの「TR00001(=録音元MDの「29」)」はプログラム再生登録された。



同様に「TR00002(=録音元MDの「30」)」を、リモコンの「2」を押してプログラム再生登録してやる。


これで、ウォークマン側のプログラム再生登録は完了。



コンポ上面にある「ワンタッチ録音」メニューの「MDへ」ボタンを押してやれば

コンポ上面の「MDへ」ボタンを押すだ





先に挿入しておいた「ジャンル別MD」にウォークマンからの録音が始まる。

ちゃんとやっておるべさ




録音が終わったら、本体のメニューボタン「MD」を押して、「録音先MD」に曲がちゃんとダビングされているかを確認すれば終了である。


よしよし、ちゃんと録音されてるようだ。




後は、ウォークマンに録音した曲は不要になるので、次回のダビングに備えて消去しておこう。

まずは再度本体かリモコンの「ウォークマン」ボタンを押して、「ウォークマンの再生状態」にする。それから、リモコンの「再生モード」ボタンを押して「PGM」の表示を消す(プログラム再生解除)。

「再生モード」ボタンを押して

PGM(プログラム再生解除)の表示を消すだよ
「ウォークマン」ボタンを押して、ウォークマンを再生状態にしておくことを忘れずに!



曲の消去はリモコンの「選局+、-」ボタンか「>10」ボタンのどちらからでもできるのだが、今回は「最初に「>10」ボタンを押して、曲番号を入力してから消去する方法」でやってみよう。

まず最初にリモコンの「>10」ボタンを押してから、ウォークマン内の消去したい曲番号「1」を押してやる。

リモコンで「1」と入力してやるだよ




リモコンの「メニュー」ボタンを押して

「メニュー」ボタンを押すだ




「ヘンシュウセッテイ」「トラックショウキョ」を選択して「決定」ボタンを押してやれば1曲目の消去完了。

「決定」ボタンを押せば消えるだ




2曲目も同様の手順を繰り返せば、ウォークマン内の曲は全て消去された。


「トラックガアリマセン」の表示が出たら全曲消去完了。




以上が、「録音元MD→ウォークマン→ジャンル別MD」へのダビング作業の詳細な手順である。

この方法の欠点は以前にも書いたのだが、「録音元MD→ウォークマン」にダビングする際と、「ウォークマン→録音先のジャンル別MD」にダビングする際の両方ともに、それぞれ実再生時間がかかってしまうことである。このやり方でマーラーやブルックナーなどの長い曲をダビングする場合は、結構ツラいものがある。




最後に音質についてなのだが、LP4モード(ビットレート64kbbs)で録音された「録音元MD」の曲が、ウォークマンNW-E023にビットレート128kbbsでダビングされ、そこから更に「録音先のジャンル別MD」LP4モード(ビットレート64kbbs)で録音されるので、オーディオマニアであれば聴くに堪えない音質になっていることは間違いない。

しかし幸いなことに「耳が化石化」している石器人には音質の違いがよくわからない(※過去記事CMT-M35WM参照のこと)ので、その点については全く気にならない。目的の半分は、ガーガーゴーゴーと騒々しい十数年落ちのボロ車の中で聴く為なのだから…。





以上、長々と不毛な作業の手順を書いてきた訳だが、極論を言ってしまうと「USBメモリにラジオを直接mp3形式で録音できるコンポ」を買えば、こんな苦労をしなくても済むことはわかってはいる。わかっているのだが、なにせ長年使い続けているMDに愛着があるので、なかなか「なまじMDコンポがあるが故の呪縛の図式」から脱け出す踏ん切りがつかないのだ…。


(続く)  (前回)



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