2017年7月6日木曜日

CMT-M35WMとNW-E023を使ったダビング詳細手順書を作っておくべ


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先日、札幌近郊にあるハードオフに寄ってみたところ、ジャンク品扱いのSONY CMT-M35WMが売られているのを見つけた。

石器人の家では未だにラジオを録音するのにMDデッキが大活躍していて、もう一台くらいMDコンポがあってもバチは当たらんべ、と思っていたので、早速電源チェックをしてから買うことにした。値段はジャンク品なので、税込み2,700円と結構安かった。

それがコレ。

SONY CMT-M35WM
既に所持している箱に入ったままの新品と、黒いカラーの中古品とを合わせて、3台目のCMT-35MWMになる。

家に持ち帰って各機能の動作チェックをやってみたが、MD、CD、チューナー共に何の問題も無い。ジャンク品とはいうものの、コレはいい買い物をしたようだ。他のCMT-M35WMや、ダビング作業の主力として使っているXR-W88MDと共に活用することにしよう。




そのSONY XR-W88MDなのだが、最近MDの取り出しにかなり時間がかかるようになってきた。

この間などは、「秘技カンチョー」を駆使しても、かれこれ10分近くもMDが取り出せないままになるなど、いつ壊れてもおかしくない状況に陥っている。もう十数年使っており愛着もある機種なので、ぶっ壊れるまでは使うつもりだが、せっかくCMT-W35WMがもう一台増えたので、MDのダビングは「ウォークマンNW-E023」を活用した方法も同時に併用して、XR-W88MDに掛かる負担を少しでも減らしていこうと思う。



ということで、以前SONYウォークマン NW-E023Fを使ってダビングにもチラッとダビングの方法の概略を書いたのだが、なにぶんにも3日も経てば大抵のことは忘れる石器人のことなので、NW-E023でダビングをするたびにいちいち取扱説明書を引っ張り出さなければならない

で、その取扱説明書も、何か作業をする度に「〇〇ページに記載してある手順で~」という指示が随所に出て来て、あちこちのページに飛ばなければならず、読み難いことこの上ない。

コレはやっぱり「MD→ウォークマン→MDの詳細なダビング手順」を写真付きでブログに載せておいた方が、後々自分専用のダビング操作説明書としても利用できるんでないべか?と思い立ち、以下にその詳細な手順を記録しておくことにした。





まず前段として、「何をやるのか?」について簡単に作業の概略をば。


MDコンポ(XR-W88MDCMT-M35WM)を使って、FMラジオの番組(クラシック、ポップス、ジャズ等)をMDに録音する。



その録音したMD(以下「録音元MD」と呼ぶ)の曲を、分割や結合などで曲単位に編集しておく。



編集した曲を、ウォークマンNW-E023にダビング(アナログ方式)する。



④NW-E023にダビングした曲を、今度はジャンル別(クラシック、ポップス、ジャズ等)の録音先MDにダビングする。



その録音先のジャンル別MDは、満杯になった時点でFR-N9NXを使ってmp3化するのだが、この⑤以降の作業は今回は触れない


以上が今やっているダビング作業の大まかな流れである。





それでは、以下がその詳細な手順だ。


★録音元MD→ウォークマンNW-E023→ジャンル別MDにダビングする詳細手順


写真はタイマー録音しておいた「録音元MD」と、最終的にダビングさせる「ジャンル別MD」で、下敷きの紙は、タイマー録音したFMの番組の曲目一覧表を、番組サイトからプリントアウトしたものである。

録音元MDとウォークマンを介しての録音先のMD

↑上が「録音元のMD」で、下が最終的にダビングさせたい「ジャンル別MD(今回はクラシック)」である。

「録音元MD」のダビングさせたい曲については、MDコンポの編集機能を使って曲単位に編集しておく。今回ダビングする曲は、イギリスの作曲家、ポール・リードの組曲"ビクトリアン・キッチン・ガーデン"で、MDを編集した結果、ダビングさせたいMD上の曲番号は、曲紹介部分が「29」、曲の本体が「30」の二つとなる。





コンポに録音元MDを挿入して、ウォークマンNW-E023も挿し込んでから、本体のメニューボタン(リモコンにもあるが)の「MD」を押して、録音元MDを再生可能な状態にしておく。

前面メニューの「MD」ボタンを押すだ




リモコンの「再生モード」ボタンを繰り返し押して

「再生モード」ボタンを押すだ




CMT-M35WMのディスプレイ右上に、プログラム再生「PGM」を表示させる。

「PGM」表示が出ただよ




録音元MDの曲番号をリモコンで入力する。まず最初に「>10」ボタンを押してから数字を入力してやるのだが

赤丸の「>10」ボタンを押してから曲番号を入力してやるだ
ここで、曲番号の詳細な入力手順についても書いておこう。

録音元MDの全曲数が一桁の9曲だったとして、例えばその中の「3」番目の曲をダビングする場合は、最初にリモコンの写真↑の赤丸で囲ってある「>10」ボタンを押してやれば、そのまま一桁数字の入力画面になるので、後は「3」と入力してやればいい。

録音元MDの全曲数が2桁の50曲あるケースだと、例えばその中の「7」番目の曲をダビングしたい場合は、最初にリモコンの写真↑の赤丸で囲ってある「>10」ボタンを押してから、写真のオレンジの丸で囲ってある「10/0」ボタンを1押してやれば、一桁数字の入力画面になるので、後は「7」を押せばいい。同じく全50曲中の「14」番目の曲をダビングしたい時は、最初に「>10」ボタンを押してやれば、そのまま二桁数字の入力画面になるので、後は「14」と入力してやればいい。

また、録音元MDの全曲数が3桁の150曲あるケースだと、例えばその中の「9」番目の曲をダビングする場合は、最初にリモコンの写真↑の赤丸で囲ってある「>10」ボタンを押してから、写真のオレンジの丸で囲ってある「10/0」ボタンを2回押してやれば、一桁数字の入力画面になるので、後は「9」を押せばいい。同じく全150曲中の「18」番目の曲をダビングしたい時は、最初にリモコンの写真↑の赤丸で囲ってある「>10ボタンを押してから写真のオレンジの丸で囲ってある「10/0」ボタンを1回押してやれば、二桁数字の入力画面になるので、後は「18」と入力してやればいい。3桁の「100」番目の曲をダビングしたい時は、最初に写真赤丸「>10」ボタンを押してやれば、そのまま三桁数字の入力画面になるので、後は「100」と入力してやればいい。




今回の録音元MDの全曲数は50曲くらいだったので、上のリモコン写真↑の赤丸で囲ってある「>10」ボタンを押すと「二桁入力」のディスプレイ画面になる。

二桁入力画面ダス




ここにリモコンでMDの曲番「29」と入力してやると


即座に「29」がプログラム再生曲として登録される。



次のMD曲番「30」も同様に登録し終わったら


↑これが録音元MD「29」「30」の2曲をプログラム再生できるように登録し終わったディスプレイ画面。



次に、コンポ上部にある「ワンタッチ録音」メニューの「ウォークマンへ」を押せば

コンポ上面の「ウォークマンへ」ボタンを押すだよ




即座にウォークマンNW-E023への録音が始まる。


尚、曲はちゃんと「29」「30」と別れて録音される。



ウォークマンへの録音が終わったら、CMT-M35WMから録音元のMDを取り出して、録音先のジャンル別MDを挿入する。

ウォーマンからの録音先となるジャンル別MD




CMT-M35WMのメニューボタン「ウォークマン」を押す。

前面メニューの「ウォークマンボタン」を押すだ




ではまず、「29」と「30」きちんと録音されているかどうか確認してみよう。

録音元MDの曲番「29」はウォークマン上では「TR00001」というトラック番号になる

録音元MDの曲番「30」は「TR00002」というトラック番号になった

ちゃんと録音されてたべさ。録音元MD「29」「30」は、ウォークマン上ではそれぞれ「TR00001」「TR00002」というトラック番号になるようだ。




それでは、MDの時と同じ様にリモコンの「再生モード」ボタンを繰り返し押して

「再生モード」ボタンを押すだ




ディスプレイ右上にプログラム再生の「PGM」を表示させよう。

「PGM」表示が出ただよ




アルバム全部録音させる場合は、コンポ上面の「ウォークマンへ」のワンタッチボタンを押せば済むが、各ジャンル毎に録音先MDが複数ある場合は、MDの時と同様にリモコンで曲の番号を入力してやる。

赤丸の「>10」ボタンを押してから曲番号を入力するだよ



最初にリモコンの写真の赤丸で囲ってある「>10」ボタンを押すと、ウォークマンには2曲しか録音されていないから、一桁入力画面になるので

一桁の入力画面ダス




まずは「TR00001(=録音元MDの「29」)」をプログラム再生登録すべく、リモコンで「1」と入力してやる。


これでウォークマンの「TR00001(=録音元MDの「29」)」はプログラム再生登録された。



同様に「TR00002(=録音元MDの「30」)」を、リモコンの「2」を押してプログラム再生登録してやる。


これで、ウォークマン側のプログラム再生登録は完了。



コンポ上面にある「ワンタッチ録音」メニューの「MDへ」ボタンを押してやれば

コンポ上面の「MDへ」ボタンを押すだ





先に挿入しておいた「ジャンル別MD」にウォークマンからの録音が始まる。

ちゃんとやっておるべさ




録音が終わったら、本体のメニューボタン「MD」を押して、「録音先MD」に曲がちゃんとダビングされているかを確認すれば終了である。


よしよし、ちゃんと録音されてるようだ。




後は、ウォークマンに録音した曲は不要になるので、次回のダビングに備えて消去しておこう。

まずは再度本体かリモコンの「ウォークマン」ボタンを押して、「ウォークマンの再生状態」にする。それから、リモコンの「再生モード」ボタンを押して「PGM」の表示を消す(プログラム再生解除)。

「再生モード」ボタンを押して

PGM(プログラム再生解除)の表示を消すだよ
「ウォークマン」ボタンを押して、ウォークマンを再生状態にしておくことを忘れずに!



曲の消去はリモコンの「選局+、-」ボタンか「>10」ボタンのどちらからでもできるのだが、今回は「最初に「>10」ボタンを押して、曲番号を入力してから消去する方法」でやってみよう。

まず最初にリモコンの「>10」ボタンを押してから、ウォークマン内の消去したい曲番号「1」を押してやる。

リモコンで「1」と入力してやるだよ




リモコンの「メニュー」ボタンを押して

「メニュー」ボタンを押すだ




「ヘンシュウセッテイ」「トラックショウキョ」を選択して「決定」ボタンを押してやれば1曲目の消去完了。

「決定」ボタンを押せば消えるだ




2曲目も同様の手順を繰り返せば、ウォークマン内の曲は全て消去された。


「トラックガアリマセン」の表示が出たら全曲消去完了。




以上が、「録音元MD→ウォークマン→ジャンル別MD」へのダビング作業の詳細な手順である。

この方法の欠点は以前にも書いたのだが、「録音元MD→ウォークマン」にダビングする際と、「ウォークマン→録音先のジャンル別MD」にダビングする際の両方ともに、それぞれ実再生時間がかかってしまうことである。このやり方でマーラーやブルックナーなどの長い曲をダビングする場合は、結構ツラいものがある。




最後に音質についてなのだが、LP4モード(ビットレート64kbbs)で録音された「録音元MD」の曲が、ウォークマンNW-E023にビットレート128kbbsでダビングされ、そこから更に「録音先のジャンル別MD」LP4モード(ビットレート64kbbs)で録音されるので、オーディオマニアであれば聴くに堪えない音質になっていることは間違いない。

しかし幸いなことに「耳が化石化」している石器人には音質の違いがよくわからない(※過去記事CMT-M35WM参照のこと)ので、その点については全く気にならない。目的の半分は、ガーガーゴーゴーと騒々しい十数年落ちのボロ車の中で聴く為なのだから…。





以上、長々と不毛な作業の手順を書いてきた訳だが、極論を言ってしまうと「USBメモリにラジオを直接mp3形式で録音できるコンポ」を買えば、こんな苦労をしなくても済むことはわかってはいる。わかっているのだが、なにせ長年使い続けているMDに愛着があるので、なかなか「なまじMDコンポがあるが故の呪縛の図式」から脱け出す踏ん切りがつかないのだ…。


(続く)  (前回)



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