2016年6月11日土曜日

悲哀 Konica Q-M200


「石器人の足掻き」(2015年12月11日付け)からの移転記事

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石器人なのでこんなカメラを使っている。


Konica Q-M200


Konica Q-M200という古いデジカメである。
今では見かけなくなったファインダー付きで、画素数は211万画素と粗く、単3電池で稼働する。

もう十数年前に買ったものなので、いつも「壊れたら捨てよう」と思っているのだが、なかなか壊れない。この「壊れない」というのは「撮影は出来る」ということであって、細かいトラブルはある。

例えば、電池ケースの蓋の留め金が弱くなって、撮影中に突然電池が飛び出してしまう。これは結構深刻な問題で、撮影している最中の一枚はほぼ駄目になってしまう。

そのため、外で写真を撮る時は、車にDC/ACコンバーターを積んで置き、それにQ-M200のACアダプターを繫いで、「有線」カメラとして使っている。
だがこの方法にも問題が二つあって、一つ目は「電源コードの長さより遠くにに行けない」こと、もう一つは「撮影に夢中になり過ぎて、電源コードが抜けてしまう」ことである。特に二つ目は、電池ケースの蓋が外れるのと一緒で、撮影している最中の一枚は駄目になってしまう。


その状況を絵に描くと、こういう感じになる。


お題「悲哀」


…こんな風に、電池の蓋が外れたり、うっかり電源コードを引っ張り過ぎて駄目にした写真は数知れない。



ところで、ペイントでこの絵を描きながら改めて思った。
「我ながら情けない」と…。
そろそろ見切りをつけて、新しいカメラを買う時が来たのかもしれない。



そんな訳で、次に何を買うのかをよ~く考えてみることにした。

前提としては「コンパクトデジタルカメラ」と呼ばれるタイプのものが購入対象で、「デジタル一眼」などは対象外である。高いし…。
石器人は専用電池は好きではないので、「単3電池で動くカメラ」が望ましい。
また、昔の人間なので「ファインダーがあること」も条件のひとつになる。

で、この条件で現在発売されているものを調べてみたら、なんと新品で手に入るのは富士フィルム製のFinepix S9400WかS9900Wしかない。
もっと沢山あるだろうと思っていたのだが、中古を選択肢に入れないならこの2機種に限られてしまうようなのだ。


上の2機種も悪いカメラだとは思わないが、コンパクトなカメラが欲しい石器人としては、これらのカメラは大き過ぎる。それに、この機種の売りの「50倍ズーム」なども使う機会は無いだろう。

これはやはり、中古にまで選択肢を広げて考えるべきなのか…。



いずれにしても手持ちのQ-M200は、とりあえず電源コードさえ抜けなけりゃ撮影はできるわけだから、焦らずゆっくり考えてみることにしよう。





散々考えた挙句に、「まだ動くからQ-M200のままでいいわ」という結論にならないように、新しいカメラ用として単3のエネループ電池と、エネループ用充電器を買っておくことにした。


こういう物を買って退路を断つ

これで退路は断った。

どんなカメラを買うのか、年を跨いで悩みそうである。



(続く)


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