2016年6月10日金曜日

ひたすら忍耐の巻


「石器人の足掻き」(2015年9月26日付け)からの移転記事

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今現在パソコンに、MD音源からmp3形式に変換された音楽ファイルが入っている。これをMediaPlayerで再生して聴いているわけだが、これが頗る楽だ、便利だ。

いちいちMDを引っ張り出してコンポに出し入れしなくても、再生リストにある曲をマウスでチョチョンと突つけば ♪ ブーだの ♪ ウーだの音楽が鳴り出す。
石器人でも等しく文明の恩恵に与れる、というのは本当に有り難いものだ。

で、この有り難い環境を手に入れるために、どういう作業をしたのかを書いておきたい
OnkyoのFR-N9NXの操作は非常に簡単だ。mp3ファイルに変換したいMDを挿入して、USB接続端子にUSBメモリを差し込み、RECボタンを押すだけである。これだけでMDの曲の区切りも引き継いで、USBメモリ内に変換されたmp3ファイルとして記録されるのである。というか、説明書にそう書いてあったので、そのとおりにやっただけだ。石器人だし。

確かに操作は簡単だ。XR-W88MDのダビングと同じ感覚でできる。一枚まるごとの変換ならそれ以上に簡単だと思う。本当に簡単なのだが…。

甘く見ていたことがある。mp3ファイルに変換をしようとすると、MDの再生時間が丸々かかるのだ!
いや、それは買う前にカタログなどを見て知ってはいた。知ってはいたけど、いざ実際にやるとなるとこれがまた…。

前に書いたが、MD一枚にはLP4規格なのでおよそ5時間程度の音楽が録音されている。一枚をmp3に変換するのに5時間かかるわけだ。MDの正確な総枚数は数えていないけど、仮に500枚だとすれば、500枚×5時間=2500時間!
日に換算すると約104日!!←しかもこれはまる一日稼働させてこの日数だ。

実際の作業時間を考えると、変換したファイルに名前を付けることなども含めて、一日一枚を変換するのが関の山ではないのだろうか。ということは、そのペースだと500枚=500日、つまり1年以上かかるということかい!?



で、やってみた。


淡々と退屈な作業をこなすFR-N9NX


結果的には、500日まではかからなかった。実際やってみると、寝る前や、家の出がけにセットしておけばいいのだから、一日2~3枚作業が出来る時もある。ただ、それをやると、コンポは洒落にならないくらい熱を持つので、扇風機で冷やすという原始の荒技を駆使したりもした。

そんな具合で適宜さぼりながらも、一年はかからずに大量のMDはmp3に変換し終わった。作業の途中からは「飽きる」という感覚すら麻痺してきたけど…。


パソコンに取り込んでからは、ファイル名を曲の名前に書き換えようと試みたが、これについては作業し始めてすぐに断念した。
実は石器人でありながらも、MD時代からExcelを使ってMDのトラック番号(曲の番号)を振って整理用の曲目一覧を作成しており、これを基にMDのラベル作成などもやっていた。これが役に立った。

FR-N9NXではMDは一曲目から順に再生され、それが順次mp3に変換されて行く。例えば、あるMDの曲数が1曲目~50曲目の順で入っているとすれば、変換されたmp3ファイル名はMDの曲順どおりにMD001~MD050というファイル名になる。

それを見て、あれ?この形式なら、わざわざファイル名を書き換えなくても、Excelの曲番号入りの曲目一覧を立ち上げて、番号を突き合わせれば曲名はわかるよな、と気付いた。
曲目一覧を印刷しておけば、Excelを立ち上げる必要すらない。
石器人だから紙を見ながら曲名を探すのは苦にならないので、喜んでこの面倒なファイル名書き換えの件から手を引いた。


で、パソコンに入れてしまえば後は簡単かと思っていたのだが、そうでもない。MediaPlayerで連続して再生させるには「再生リスト」とかいうものを作らなければならないらしい。MD一枚mp3化するたびに、その一枚分の入ったmp3フォルダを開いて、曲をまとめて再生リストにドラッグ&ドロップ(こういう言葉を使うと言いようのない小っ恥ずかしさを覚える・・)して、更にリスト名を付けるという作業が必要だった。

それでも、手間が掛かったのはこれくらいで、後は特に面倒なことは無かったような気がする。

一連の作業を終えてパソコン上で録り溜めた音楽を聴いてみたが、パソコンだけで再生すると少し音が小さい。
なので、パソコンのヘッドホン端子とSonyのCMT-M35WMの外部入力端子をアナログ接続して、アンプ代わりにして聴いている。

CMT-M35WMはウォークマン対応のコンポなのだが、前にも書いたように、石器人だからウォークマンを持ってない。アナログ接続とはいえウォークマンの代わりにパソコンに繋いでもらって、CMT-M35WMも本望だろう。



これで、大量のMD在庫については処理ができた。
しかし、MDコンポによるFMラジオの録音は今現在も続いている。僅かずつだが新たに録音したMDは増え続けているわけだ。これをどうしようか。

MDコンポには、同じ石器類同士として愛着がある。
しかし、XR-W88MDもFR-N9NXもいつか壊れるだろうし、それに代わるMD絡みの機器ももう製造されていない。ここは思い切って、mp3形式で録音できるコンポなりラジカセなりを買った方がいいのだろうか。
もし買ったとしても、mp3ファイルの編集なんてやったことがないから(そもそもmp3というもの自体、未だよくわかってない)、石器人の手に余るのは目に見えているのだが…。

とりあえず、ケーズデンキにでも行って、コンポのカタログだけでも貰って来るか。


※追記

最初の投稿を終えてブログを表示してみたら、案の定コメント欄が表示されなかった。で、管理画面でコメントの設定を確認してみたら、非表示になっていた…。でも、コメント欄が無い方がブログ自体はすっきりした感じに見えるような気もする。しばらくこの状態でもいいのかも知れない。

その代わりプロフィールの下に、頼んでもいないのに「ブログアーカイブ」というものが現れた。これは「目次」ということでいいんだろうか?


ところで、管理画面のメニューで「投稿」のすぐ下に「ページ」という項目がある。これは何だろう?「投稿」で文章を作成するよりも、「ページ」で作成する方が何か御利益でもあるのだろうか?

(続く)  (前回)


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