2017年8月3日木曜日

呑気な雉さん其の2 & やかましくてタフなオオジシギの話


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去年の7月に、が家の近所をウロウロしていることについては呑気な雉さんで書いた。

この界隈はキタキツネ野良猫も出没するし、の縄張りでもある(目の前でコガラ?ハシブトガラ?が捕食された瞬間を目撃したこともある)から、今年はもう来ないべな、と思っていたのだが、7月に入って間もなくのある日、自宅の斜め向かいの敷地(空地)から、去年聞いた時とそっくりの「ケェーッ!」だか「クェーッ!」だかの絞め殺される時のような鳴き声が聞こえてきたのである。


で、窓から声のする方向を覗いてみたら

なんかいるぞ…


拡大してみよう。

完全にこっちを見てますな…

去年見たのと同じ、でっかくてカラフルな鳥=がこっちを見ている…。



「ああ、今年も来たのかい。こんななんもない場所に…」とは思ったのだが、にはの理由があってこの地を選んでやって来たのだろう。雉にとってどんな魅力があるのかはさっぱりわからないのだが、一つだけ思い当たるのは、ここいら近辺は「虫が多い=餌が多い?」ということだけだ。

その虫にしたって、蜘蛛や芋虫ならまだ可愛いのだが、以前にも書いたけどこんな気色悪いのも出る。

モザイクかけたら何が何だか…
↑手描きの絵だけど、それでも気持ち悪かったのでペイントでモザイク加工したら、何が何だかわからなくなった…。


ニワトリはムカデなどを好んで食べるらしいから、もこの「ゲジゲジ」は食うとは思うのだが、こんな姿のものを口に入れて、果たして無事に済むのだろうか??他人事ながら心配になる…。


それはそれとして、「いつまでもそんなとこにいたら、キツネが野良猫に食われるぞ」と心配になるのだが、なぜかそこの場所に腰を落ち着けてしまい、一生懸命地面を突っついている。

餌(虫)がいるのだろうか?
こっちにも虫が?


おや、野鳥(種別不詳)の群れがやってきたぞ。縄張り争いが始まるんだべか?

写真左下が後から来た野鳥たち


と思ったら、特に雉には関心は無いらしく、あっさり引き返していった…。

いいですな、この絶妙な無関心具合…


雉の方はというと、暫くしてからようやく地面を突っつくのをやめて

餌はもういいのか?


おもむろに回れ右した後に、「クェーッ!」と一声鳴きながら羽ばたきなどをしている。

鳴きながら羽ばたく
この「羽ばたき」の動作と「鳴き声」はどうやらワンセットの様で、観察している間中は、それぞれを単独で行うことは無かった。



その後はこの場所にも飽きたらしく、車道に下りて南西方向に向かい始めた。

ニワトリみたいな歩き方
この後ろ姿が、不器用なヨチヨチ歩きと相まって何とも哀愁を誘うのだが、本人?はそんなことは全く意識していないのだろう。



道路の先の木陰で一服。

木陰で一服
そんなとこにいたらまたキツネか野良猫が来るぞ、と思って見ていたら、少ししてから写真の左手方向に曲がって歩き去った。

という訳で、雉が律義に道路に沿ってヨチヨチ歩くという図は中々面白かったのだが、姿が見えなくなると同時に、「雉の観察」も終了したのだった。







この「雉」の他にも、声だけで中々姿を見せない「オオジシギ」も、毎年夏になるとやって来る。写真が撮れなかったので代わりに図を載せておこう。

うるさいんだよ、アンタは!
↑この絵に対して異論はあろうとは思うけど、石器人の画力ではコレで精一杯だから仕方ない…。尚、「ブホホホ~イ」というのは鳴き声ではなく羽音である。


何故ここにわざわざ名前を出して「オオジシギ」のことを取り上げるかというと、ただ一言、「やかましい」からだ。

何が楽しいのか知らないが、昼と言わず夜と言わずのべつ幕無しに「ジューイ、ジューイ、ジューイッ…ビーヨビーヨビヨビヨ、ビョョーン」という派手な鳴き声の後に「ブホホホホホーイ」という非常に豪快な空気を切り裂くような音を、ぶっ続けで出し続けるのだ。

この前半の鳴き声はわかるのだが、後半の「ブホホホーイ」という音はいったい何だろう?と気になってネットで調べてみたら、どうやら「求愛行動の為の飛行時の際の急降下する時に出る尾羽根による風切り音」らしい。

おい、ちょっと待ってくれ!「飛行時」「急降下」ということは一旦飛び上がらなけりゃならないよな?

ひどい時には前日の夜から翌未明あたりまで、ぶっ続けで「ジューイッ…」「ブホホイ」を繰り返しているんだぞ。つまりは、一晩中飛んだり跳ねたりしているということかい?もしそうなら、マラソンランナー顔負けのスタミナじゃないか…。

いくら「求愛行動」のためとは言え、夜中から明け方まで飛んでは降り、飛んでは降りを繰り返すというのは、何ともご苦労なことだ。そのことについては理解したし「大変だな」と同情もするが、真夜中から早朝にかけてやるのはやめて欲しい…。

暑い夏の夜は窓を開けて寝るので、「オオジシギ」のけたたましい鳴き声と「ブホホホーイ音」に、否応なく叩き起こされてしまうからだ。

みたいな鳴き声で風切り音も発生しないのであれぱ、いくら急降下しても構わないのだが、オオジシギにそれを言っても無理だろう。仕方ないので、夏の間は我慢するしかないという消化不良なお話である。





人間から見ると、野生の生き物にとってはあんまり居心地のいい場所とは思えないのだが、石器人の家の周りの宅地は殆どが空き地で草ボーボー状態だから、本人?たちは、森や林とあんまり変わらない感覚でやって来るのかもしれない。まあ、それだけ自然に近い環境だということなのだろう…。

しかし、れっきとした住宅地なのに、鳥たちには「森や林」と同じに見られているらしいというのは、何となく愉快な感じもする。


*関連
2016年12月6日呑気な雉さん



(続く)  (前回)



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