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去年の夏の話である。
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石器人は北海道の田舎に住んでいるので、家には様々な生き物がやって来る。
特に、ここに家を建ててからは毎年常連のように来ていたアマガエル(「カエル、アカゲラ、コガラ?」参照)が、今年(去年の話ね)はまだ来ていない。
これが常連?(十数年連続だから、勿論同じ個体ではないのだろうけど)のアマガエルの写真。
常連さん |
いつも二階の南西向きの窓の桟に潜り込んで、昼の間はグースカ眠り、夜になると窓から漏れる灯りに群がってくる虫を捕らえ、タップリ食べているからこんな風に太っているのだ。こんなボロ家でも、アマガエルにとっては至極快適な「餌場」ということらしい。
で、今年も来るのかな?と思っていたのだが、例年だととっくに来ている筈の8月になっても姿を現さないので、気にはなっていた。
おそらく、他にいい餌場を見つけたか、それとも寿命を全う(何代目かはわからないが)したかのどっちかだべ、と思っていたら、8月の下旬になって玄関とつながっている車庫の方に現れた。
やっぱり来た… |
おや、こんな所に居たのかい。でも、ここには灯りは無いから虫は来ないぞ、と心配していたら、次の日には玄関の外階段に移動していた。
踏まれるぞ、オイ… |
そこにいたら踏まれるから早めに動いてくれや、と思っていたら、暫く経つとやっぱり「窓」にやって来たのだが…。
定位置…ではなかった |
確かに「窓」にはやって来たのだが、ここはいつもの「南西向きの窓」ではなく「北東向きの窓」なのだ。今年はここに腰を据えるつもりなのだろうか?
まあ、この窓でも夜になれば灯りは漏れるから、虫を捕まえるのに苦労することはないだろう。
相当痩せているみたいだから、早いとこ腹一杯食って、元の縦横比3対2のダイナマイトボディに戻って欲しいものだ。
と思っていたら、一週間も経たないうちに元の体型まで膨らんだのだった。
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そして、9月に入ってから暫く経つと、例年の様にいつの間にか何処へともなく姿を消した。
来年はどの窓に現れるんだべか…。