2017年9月22日金曜日

迷惑メール対策!Yahooメールはメールアドレスを変えてもセーフティアドレスは元のまま使えるらしいべさ


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石器人がメールを使う場合、メールソフトは殆ど使わず、専らYahooメールを使っている。Webメールでは他に、GoogleのGmailやMicroSoftのOutlookなども、一応アカウントは取得してあるのだが、使うのはどうしてもYahooメールばっかりになってしまう。

何故Yahooメールばかり使うのかといえば、一言で言えば「迷惑メール対策が簡単に出来る」からなのだ。


このYahooメールには「セーフティアドレス」と呼ばれるサブアドレスを10個迄(非プレミアム会員なので)作れる機能があるのだが、これが迷惑メールに対して非常に効果的なのである。

サブアドレスならGmailにもエイリアスという機能があり、こちらの方はメインアドレスの名前と@の間に「+」を入れてから、その後に「〇×▼◇…」という文字列を付け足せばサブアドレスが作れるのだが、その「+」以下の文字列を取っ払えば、容易にメインアドレスが推測出来てしまうという致命的な欠点がある。

Gmailの場合は簡単にメインアドレスを推測出来てしまう





その点Yahooメールセーフティアドレスなら、メインアドレスと全然関係ない文字列を使えるので、メインアドレスを割り出される可能性はまず無いし、何よりセーフティアドレス自体の追加や削除が簡単に出来るのがいい。


↑この「ベースネームⒶ」は固定された名前になり、それに「ハイフンⒷ」「自由に設定できるキーワードⒸ」とを組み合わせたものが1セットでセーフティアドレスになる。

「ベースネームⒶ」及び「キーワードⒸ」は、メインアドレスとは全く別の文字を使えるので、メインアドレスを推測されることもないし、もしセーフティアドレスが迷惑メール業者に流出して、迷惑メールが届くようになったとしても、あっさりとそのアドレスを削除して、新たに「キーワードⒸ」だけ変えたセーフティアドレスをもう1個作ればいいだけ、という気軽さがYahooメールにはあるのだ。





とまあこんな風に、優れたサブアドレス機能を持っているYahooメールなのだが、実はつい先日まで、メインアドレス宛に届く迷惑メールに関しては、Yahooメールの迷惑メール振り分け機能に頼るばかりで、他に何の対策も取っていなかった


それというのも、最初にYahoo IDを取得した時にセットで付与される、IDと同じ文字列を使うメールアカウントは、てっきり変更してはいけないものだと思い込んでしまっていたからなのだ。なので、どこから漏れたのかは判然としないが、メインのメールアドレスには迷惑メールが届き放題の状況になってしまっていた…。

それでも上にも書いた様に、一応迷惑メール振り分け機能はあるので、胡散臭いメールが溜まれば削除すればいいだけの話なのだが、この夏頃からメインアドレスに穏やかでない迷惑メールが届くようになってきたのだ。

確か「債券移譲通告書」だかの表題だったと思うのだが、石器人には全く身に覚えのない「サイト利用料」とやらの請求メールである。

まあ、一見して迷惑メールとわかる代物だから、いつもの様に削除すればいいだけの話なのだが、それにしてもこれは他の迷惑メールとは一線を画した明確な詐欺ではないのか?

こんな詐欺行為をやる連中にメインのメールアドレスを知られたというのは、全く以って気分が悪い。


という訳で、何か対策は無いのか?とネットで色々と調べていたら、何とYahooメールのメインアドレスは、ニックネームを登録することで、そのニックネームの文字列のメールアドレスに変更することが可能で、尚且つメインアドレス変更後も、今まで使っていたセーフティアドレスはそのまま使えるらしいことがわかったのだ!

つまり、「Yahoo IDはそのままで、メールアドレスだけ変え放題!」という訳だ。セーフティアドレスも旧来のアドレスがそのまま使えるというのも素晴らしいべさ!

石器人はてっきり、メインアドレスを変えるにはIDも変えなければならない(つまりIDを削除してもう一度取り直すしかない)と思い込んでいたんだけど、これは本当に認識不足だった。


そうとわかれば話は早い。早速Yahooメールのメインアドレスを変更してみようじゃないか。





まずYahooメールにログインして、画面右上の「設定」をクリック→メニューウィンドウの「メールの設定」をクリック。

「設定」→「メール目設定」



するとこんな画面が開くので、左側のメニュー「メールアドレス変更」をクリック。

「メールアドレス変更」をクリック



「メールアドレス変更」のページが開くので

「メールアドレス変更」のページ



画面中段の変更に関する説明書きをよく読むと、「変更前のメールアドレスあてのメールを30日間受信する」というやり方も選べるようだ。ということで、「メールアドレスを変更する」ボタンをクリック。

「メールアドレスを変更する」をクリック



この画面が開く。Yahoo ID以外のニックネームは作っていなかったので、ここではIDと同じ文字列(黒く塗潰した部分)のメールアドレスが一つだけ表示されている。今回の目的はこの黒く塗った文字列を変えたい、ということなので、画面中段にある「ニックネームを作成」をクリック。尚、ここではオプションで「変更前のメールアドレスあてのメールを30日間受信する」を選んでおくことにした。

「ニックネームを作成」をクリック


ニックネーム作成ページが開く。黒く塗潰した部分は、現在一つだけあるIDと同じ文字列。「追加」をクリック。

「追加」をクリック



ニックネーム入力画面になるので、新たなニックネームを入力して「追加」をクリック。

ニックネームを入力して「追加」
後は別に表示される「登録」ボタンを押してから「終了」ボタンを押せば、今回入力したニックネームが登録され、それが新たなYahooメールアドレスとなる。




以上の作業が終了すると、Yahooから「メールアドレス変更手続き完了のお知らせ」メールが届く。

「メールアドレス変更手続き完了のお知らせ」メール

よしよし、メールアドレス変更はうまくいったようだ。






ということで、Yahooメールのメールアドレス変更作業は終わったのだが、作業から一週間経った現在、少し後悔していることがある。

上記「ニックネームの作成」の段階で、安全の為に?オプションで「変更前のメールアドレスあてのメールを30日間受信する」を選んだのだが、これだと重要なメールが30日間は旧アドレス宛にも届いて便利ではあるのだけれど、「迷惑メール」も30日間は届きっぱなしになるのだ。

30日間の期限である来月の半ばあたりまで、またせっせと「迷惑メール」の削除をしなければならないのはやっぱり面倒だ、ということに今更ながら気付いたのだがもう遅い…。

今度メールアドレスを変更する時には、即座に旧アドレスでは受信出来なくなる設定にしよう。

※関連記事
2017年10月20日「Yahooメールのセーフティアドレス受信フォルダにメールが届かないのでフィルターを設定してやるべ
2017年11月1日「Yahooメールでフィルターを設定したらちゃんとセーフティアドレスのフォルダにメールが届くようになったべさ


(続く)  (前回)



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2017年9月8日金曜日

画面に横線が出るVAIOを買い替える!?次のパソコンはどれがいいんだべ?


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以前にも書いた様に、画面に横線が入って時々固まる様になったVAIOなのだが、一時その症状は治まっていたので、5月にはシステムイメージバックアップなどの作業も実施していた。しかし、その直後から再び「横線が出る→画面全体を覆う→マウスもキーボードも反応しなくなる」というお馴染みの症状が発生するようになり、その後も状態は一向に改善せず、固まる頻度も日に日に増えているような気がする。


以下がその横線が入って固まる状態の写真。

初めはこんな風に始まって

始まりはこんな感じ



やがてこんな風に画面が覆い尽くされて、マウスやキーボードの操作も受け付けなくなる。

こうなると完全フリーズ状態


それでも、2~3分も経てばこの横線も白い広がりも消えて、正常に操作できるようにはなるのだが、こう度々(出る時はほぼ毎日この現象が出続けることもある)フリーズするのでは、使いにくくて仕方がない。

素人なりにこの現象についてネットで調べてみたのだが、どうも「グラフィックボード」という部分の故障が疑われる状況らしい、ということは何となく分かってきた。

しかし、そもそもその「グラフィックボード」とやらが何なのかさっぱり理解していない石器人には、修理代がいくらかかるのかもよく分からない。

ネットで色々と他機種を含めた修理記録などを検索してみたのだが、この「グラフィックボード」がいかれた場合の修理代は、安い場合でも数万円単位になるらしい…。


買ってから5年以上経つし、ハードディスクからは時折「カッチンコ!」と音がするようにもなってきていたので、そろそろ買い替え時ということなんだべな。


という訳で、現在メインで使っているこのVAIOの次期機種購入の検討を、真剣に始めることにしたのである。





まずはメーカー選びからなのだが、石器人は海外メーカーの製品をあんまり信用していない。なので、たとえ生産工場があの国だったとしても、国内メーカーの名前が冠されていて、しかもある程度メジャーな会社であれば、そこから買いたいと考えている。少なくとも国内メーカーなら、あの国のメーカーよりは品質管理はまともだろう、と思っているので…。

となるとメーカー名も限られて来る訳だが、ピックアップしてみると

NEC
東芝
富士通

とまあ、この3社だろうか。

尚、購入するタイプの条件としては、家のあちこちに移動しやすいノート型とし、液晶画面の大きさはVAIOと同じ15.6インチ程度の物を考えている。Officeは予備機AZ25/Bに付属しているので、無くても別に構わないのだが、あればあったで便利という程度。メモリは現在使っているVAIO4GBなので、次の機種も4GBでも別に構わないのだが、8GBメモリ搭載で安い機種があれば候補に入れてもいい。それと、メインの記憶装置はHDDでも全く構わない。というか、SSD搭載機種は高すぎて手が出ない。HDD容量750GBもあれば御の字なのだが、500GBでも妥協は出来る。







次に、どの程度の処理能力があるパソコンを買うのかという点だが、メインのパソコンとして使用するので、少なくとも現在予備機として使っている東芝のdynabook AZ25/Bよりは高性能な物を選びたい。

予備機のAZ25/BCeleron Dual core 3855U(実はさっぱり分かっていないのだが)という廉価版パソコン向けの物らしいCPU(これは何となくわかるが)を搭載していて、Excelを使ったりYoutubeの動画を見たりする分には不足は無いのだが、電源を入れてからの立ち上がりに結構な時間がかかるし、複数のソフトを同時に立ち上げて作業する時などは、動きにスムーズさがなくなる感じもする。


という訳で、これより高性能なCPUについて調べてみたら、どうやらIntel製Corei3i5辺りが良さそうなことがわかってきた。と言っても、コレも石器人には詳しいことはチンプンカンプンなのだが…。


で、そのCorei3i5を使っているノートパソコンを、ネット検索で上記3社の中から選び出し、値段なども考慮してピックアップしたのが、以下の機種である。
(※ 価格は2017年9月5日現在のネット通販価格で、販売店はメーカー直販から通販専門店までと、バラバラである)


<NEC>

①LAVIE Smart NS(S) PC-SN242 Corei3 7100U SSHD
  メモリ:4GB  SSHD:1TB  Office無し 税込価格82,519円

②LAVIE Smart NS(S) PC-SN242 Corei3 7100U
  メモリ:4GB  HDD:500GB  Office有り 税込価格84,800円

③LAVIE Smart NS(S) PC-SN234 Corei5 6200U
  メモリ:4GB  HDD:500GB  Office有り 税込価格88,900円

④LAVIE Smart NS(S) PC-SN254 Core i5 7200U
  メモリ:4GB  HDD:500GB  Office有り 税込価格89,800円

⑤LAVIE Note Standard NS550/GA Core i5 7200U
  メモリ:4GB  HDD:1TB  Office有り  税込価格89,942円

⑥LAVIE Note Standard NS350/GA Core i3 7100U
  メモリ:4GB  HDD:1TB  Office有り 税込価格91,254円



<東芝>

①dynabook AZ45/C Core i3 7100U
  メモリ:4GB  HDD:750GB  Office無し 税込価格74,304円
  
②dynabook AZ45/C Core i3 7100U
  メモリ:8GB  HDD:750GB  Office無し 税込価格80,784円

③dynabook T55 T55/B Core i3 6100U
  メモリ:4GB  HDD:1TB  Office有り 税込価格85,338円

④dynabook AZ45/C Core i5 7200U
  メモリ:4GB  HDD:750GB  Office無し 税込価格85,104円


<富士通>

①FMV LIFEBOOK AHシリーズ WA2/B1 Core i3 6100U スタンダード
  メモリ:4GB  HDD:500GB  Office無し 税込価格75,574円

②FMV LIFEBOOK AHシリーズ WA2/B1 Core i3 6100U
  メモリ:8GB  HDD:1TB  Office無し 税込価格81,664円

※富士通のCore i5搭載モデルは実売価格が全て10万円オーバーなので選択せず。



とまあ、こんな感じで抽出してみたのだが、特にNECのノートパソコンがCore i5Office付でも8万円台の物からあるので、中々魅力的だ。

東芝Core i3であれば7万円台から選べるので、こちらも捨てがたい。

しかし富士通に関しては、Core i3は一つ前の型を使っているし、Core i5搭載の物は10万円を超えてしまうので、あまり気をそそられない。





次に、値段だけでなくサポートの面も比較してみたのだが、NECに関してはどうやら無期限で電話による無料サポートが受けられるらしいのが素晴らしい。

東芝も5年間は無料の電話サポートが受けられ(5年を過ぎると有料)、しかもリモート操作もやってくれるらしいので、サポート体制は良い方だろう。

しかし富士通については、無料では1年間のみのサポートしか受けられない(1年を過ぎると有料)ということで、この時点で富士通は選択肢から消えた





残るNEC東芝での比較となるのだが、各機種の仕様などをネットで調べて行くと、とんでもないことがわかってきた。

何と、NECで現在発売されている機種はバッテリーが外せない物が多く、バッテリー交換の際はメーカーに送って数万円の費用を払わなければならないらしい…。上にピックアップした機種もその例に漏れず、バッテリーが内蔵式の為、素人には取り外し出来なくなっている様だ。バッテリーは消耗品なのに何でそんなことするんだべ…。





これで一気にNECへの熱も醒め、残るは予備機のAZ25/Bを買った東芝だけになった。

仕様を詳しく調べた結果、先にピックアップした東芝の機種は、どうやら全てバッテリーを自力交換することが可能らしく、その点は安堵した。

但し、予備機購入の時に調べてわかったことだが、dynabookの中には自力でメモリ増設出来ない機種が存在するらしいのだ。そういった機種の場合、いちいちメーカーに送ってメモリ増設して貰わなければならないらしく、その費用もバカにならない。東芝も、いったい何でそんな機種を作るんだべ?

で、そのメモリの件についても東芝のサイトで更に調べてみたら、上にピックアップした4機種については、自力でメモリ増設が可能らしいことがわかって一安心。





という訳で、今のところは東芝のdynabookを購入する方向に傾いているのだが、ネットの価格を見ていると、値段が1日経てば変わってしまう物もある様だし、お得な古いモデルは迷っている内に無くなってしまう可能性もある。

早く決めてしまうべきか、それとももう少し様子を見るべきか、迷うところだ…。


※関連記事

*dynabook T65/DGを買ったけどOffice2016の設定が「お待ちください」状態で終わらないべや


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2017年9月3日日曜日

FinePix S9800が税込24,029円!安いぞ!予備機として買っとくべ


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「単3電池駆動」且つ「ファインダー付き」で、「新品として世に出回る」のは恐らくこれで最後になってしまうだろうと思われるデジカメを、予備機として購入した話である。





2016年にFUJIFILMFinePix S9900Wという、単3電池を使うデジタルカメラを買ったことは、以前生産終了FinePix S9900Wの方に書いた。

これがそのFinePix S9900W

ケース
本体
石器人は当時、「単3電池駆動」ファインダー付き」「コンパクト」なカメラを探していたのだが、「コンパクト」という部分以外は条件に合っていたので、これを購入することにした。




その後、一年以上使ってみた感想なのだが、このS9900Wというカメラ、石器人の様な素人にとっても色々な利点を持つカメラだということがわかった。

第一の利点は、「思っていたより電池の持ちが良く、また電池自体も安い」ということだ。仕様書に拠れば、石器人が使用している「単3ニッケル水素電池(所謂エネループ)」使用時の撮影枚数が約500枚ということなのだが、電池切れを起こしたことは今までに1度しかない。正確な撮影枚数は数えていなかったのだが、一日当たり3~50枚撮影×延べ撮影日数が十数日くらいで電池残量警告表示が出たので、仕様書の500枚という数字は妥当かと思われる。

その件があって以来、2~300枚ほど撮ったら充電(最近のエネループは継ぎ足し充電が可能らしい)するようにしているので、普段電池の残量が気になることは全くない。一日で100枚も撮ればもう充分という石器人の使い方では、二日~三日で電池を使い切ることはまず無いと言っていいのだ。

これの前に使っていた、同じく単3電池(一応ニッケル水素型の単3)使用のQ-M200は半日も電池がもたなかったので、このS9900Wの電池のもちの良さには正直びっくりしている。

また、S9900Wと同時期に買った単3のエネループ電池は、一年以上過ぎた今でも全くヘタる様子を見せていない。仮にヘタってしまったとしても、ホームセンターや家電量販店で税込み1,600円程度で新品のエネループ4本セットが買えるので、専用充電池の買い替えよりも懐に優しいのもいい。


第二の利点は、「しっかり保持して撮ればほとんど手ぶれしない」ことだろう。不安定な足場でグラグラ揺れながら撮ることも多いのだが、そういう場合でも手ぶれを起こすことは稀で、かなり優秀な手ぶれ補正機能を持っているようだ。但し、このカメラの売りでもあるズーム機能の高倍率を使う時は話が別で、手で保持するだけではやっぱりぶれてしまうのだが…。

第三の利点は、↑上に書いたその「50倍の望遠ズーム機能」だろう。台や車の屋根上に置いて固定すれば、鳥でもキツネでも風景でも、かなり遠くのものが視認できる。まるで望遠鏡を覗いているような気分になって、なかなか楽しい。


鈍感な石器人でもわかる利点についてはこんなところなのだが、写真の美しさ、画質などについては、何せこれの前に所持していたのがKonicaのQ-M200という、石器時代の200万画素しかないデジカメだったので、そのQ-M200よりはかなりいい、ということぐらいしかわからない…。




一方、欠点は無いのか?と言えば、やっぱりあることはある。

最大にして唯一の欠点は、「大きくて重い」ことだろう。石器人の理想とするデジカメは、現在発売されているNikonCoolpix A10くらいのコンパクトな大きさで、ファインダーが付いていて、且つ単3、単4電池で動くカメラなのだが、その条件を満たすようなカメラは、現行販売機種では一つも存在していない


S9900Wは確かに単3電池駆動で電池のもちも良く、ファインダーも付いているのだが、やっぱり山の中などを持って歩くには大きくて重いと感じてしまう。A10や石器人手持ちのQ-M200程度の大きさなら、ポケットに入れて持ち運ぶことも出来るのだが、S9900Wだと、まずポケットに入る大きさではないので、別途カメラケースを用意するか、背負っているザックの中に入れて持ち運ぶことになってしまう。




まあそれでも、全体的にはS9900Wをとても気に入っているので、なるべく長く使いたいと思っているのだが、車の座席に転がしたままで走ったり、山の中をぶら下げて歩いたりしていると、意図せずにぶつけたり落としたりしてしまうことが結構ある。ズーム機能などの可動部分を持つ精密な機器なので、こういう使い方をしていると、いつか壊れるのでは?と心配な側面もある。

デジカメの場合、壊れたら修理するより買い換えた方が安くつくケースも多いらしいので、石器人も壊れたら買い換えるつもりでいるのだが、肝心のS9900W自体が生産を終了してしまっていて、代替品をどうするべか?と、結構真剣に悩んでいた。上の方でも書いたが、「単3電池駆動」「ファインダー付き」のデジカメが、現行で販売されている機種の中には見当たらないからだ。





そんなことを考えながら過ごしている内に、今年、つまり2017年の夏に入ってから「価格com」で、S9900Wと同様単3電池で動くFUJIFILMFinePix S9800というカメラが、安い価格で売られているのを見つけたのだ。

最安価格が、7月末時点で税込み24,029円という驚きの安さにまず驚いた。

最近は、他社のこの手の一眼に似せたコンデジタイプの現行機種の価格は、軒並み値上がりしてしまっていて、一番安い物でも3万円台になっていたので、この安さには本当にびっくりした。

で、このS9800というカメラ、どうやら石器人の手持ちのS9900Wの兄弟機種らしい。

具体的にどこが違うのか?と疑問に思ったので、ネットで色々と調べてみたのだが、S9800には、S9900Wに標準で搭載されている無線LAN機能が付いていないだけで、後は全く同じスペックの様だ。

7月末時点で十数社が取り扱っているので、在庫については結構な量があるとは思われるが、それでもいつまた他の機種の様に値上がりしてしまうかわからない。上にも書いたが、他社のデジタルカメラには「ファインダー付き」「単3電池駆動」現行機種は存在していないこともあり、8月に入ってすぐのある日、ついにこのS9800S9900Wが壊れた時の予備機として買う決心をしたのだった。



購入先は「ノア商社」という店舗で、金額は上にも書いた通り、最安値の税込み24,029円(8月2日現在)で送料は無料だった。

こちらがその届いたFinePix S9800

S9800外箱
中国製。流石にもう免疫が付いたべさ
欠品は無いようだ
本体:俯瞰
正面
裏面


いやいや、それにしてもS9900Wと瓜二つだわ…。このように並べてみても、パッと見では違いがわからない。まあ兄弟機種だから当たり前なんだけど。

左がS9800で右がS9900W
違いは、フラッシュカバーの上の「WiFi」の文字の有無だけだ。



それではS9800に、電池と手持ちの16GBのメモリカードをブチ込んで、早速「何か」撮ってみよう。

「何か」其の1。

S9800でS9900Wを撮る


「何か」其の2。

近所の藪を撮ってみる…


「何か」其の3(忘れ得ぬ女参照)。

題名「忘れ得ぬ女」
この様に、いざ意識的に撮ろうと意気込むと、ロクなものが撮れない…。



使い勝手は、当然ながらS9900Wと全く同じ。このS9800というカメラ、無線機能が無いこと以外はメニューも一緒だから、新しい操作を覚える必要も無いので、石器人にとっては、コンパクトではない点を除けば理想的な予備機である。





それにしても、嘗ては一定の勢力を誇っていた乾電池で動くタイプのカメラが減っているのは寂しいことだ。何年か前にあったPentax X-5の様に、実売価格2万円前後で買える「単3電池駆動」「ファインダー付き」「望遠ズーム機能あり」のコンパクトデジタルカメラを、またどこかで出してくれないものだろうか…。





※追記

このS9800をメイン機種として使い始める頃にはもう忘れてしまっていると思うので、注意点を2つ程書き残しておく。

1. 電池を10時間以上入れたままにしないと、日時設定が保持されない。

2. ファインダーの左横の水車みたいなダイヤルで、ファインダーのピント(ぼやけ加減)を調整できる。

これがそのピント調整ダイヤル。

このダイヤルで調整する
届いた当初、ファインダーの映像がぼやけていて、まるで近眼が眼鏡を外した時のような映像だった。

説明書を見ても「ファインダーのピント」に関する項目を見つけられなかったので、恥を忍んでFUJIFILMのサポートに電話して教えて貰い、漸くこのピント調整ダイヤルの存在が分かったという、情けないお話である。

S9900Wの場合は、最初に届いた時の状態のままでピントが合っていたので、迂闊にも今までこのダイヤルの存在に気付かなかったのだ…。

<関連記事>
*生産終了FinePix S9900W
*FinePix S9900W用高級カメラケースと防犯対策


(続く)  (前回)



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